檜森新聞 第八号
・新現場は林道笛吹線
2001年の年頭からの作業現場が笛吹林道に決まった。この林道は小岩線とは違って多くの人家の間を抜けていくもので舗装がされている。1月15現在の作業地点の上方にも一軒の家がありしたがって時々車がとおる。作業内容は土砂ゴミ潅木の除去だが先週来雪かきにおわれている。ところで雪かきのことを桧原では｢ゆきはぎ｣と言うらしい。実際やってみるとなるほど｢ゆきはぎ｣だ。地面にへばりついた雪を｢はぐ｣のだ。そういえば豪雪地帯の屋根の雪下ろしを「ゆきなげ」と言うらしいがあれは｢なげ｣ている。
さて、この林道の名前、笛吹、は「ふえふき」ではない。地図を見ると「うずしき」となっている。さらに途中の集落、人里、は「ひとざと」ではなく「へんぼり」という。うむ、ここは日本か。
・翻訳家42歳うんち場に困る
某月某日、Aの道のさらに左方で作業をしていた翻訳家42歳はB地点でうんちをしていたところをCの家から出てきたじっさまにみつかった。
じっさまは何も言わない｡
翻訳家42歳｢あの、うんちを少し…」
じっさま 「どっからきたんだ」
「あの、みたかのほうから」
「ほう」
その後二人の会話は異常にはずんだ。
さらに某月某日、D地点で作業をしていた翻訳家42歳はEの家に続く私道FのG点においてうんちをしようとしていたところを挙動をいぶかしんで後をつけた元とび職52歳に今回は危ういところで制止された。それ以来人は彼のことを
｢うんちにみさかいのない男」
と呼ぶようになった｡
・ジムニーシエラ依然消息不明
昨年11月15日の事故の後、近藤鈑金に運ばれたジムニーシエラの消息は途絶えたままで今ごろ□ ←こんな格好になってるんじゃないのと言われている｡