売春島という本のルポを読むと、渡鹿野島（わたかのじま）の売春従業女性の月収は300万円から400万円だったそうです。

　従軍慰安婦は月収300円で募集されたという記事を見かけましたが、戦前昭和期の収入は、「日本の粘土の足」（フリーダ・アトリー）という本では、裁判所の職員（女性らしい）ははじめは20円、5年努めて35円となっていました。1円は今の1万円相当とみてよいのではないでしょうか、すると300円は月収300万円になりますね。

料金は、兵隊1.5円、下士官3円、将校5円だそうです、これを今にすれば、1万5千円、3万円、5万円。

兵隊の1．5円というのは15分、いわゆるちょんの間、というもので、先日確か飛田新地のちょんの間で稼いでいる女性の収入明細というのを見かけましたが、1日20人のお客で手取り13万5千円だったでしょうか。この場合女性の取り分が半分とすればお客が払ったのは1万3千円くらい。

　売春の相場としてはそんなものらしいです。これなら募集をかければいくらでも応募者があるはずで、何も素人女性を拉致する必要は無いように思いますが。

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